片づけに悩む多くの人に、断捨離の手ほどきを続けて25年。やましたひでこさんが、これからのモノとの向き合い方や、自己肯定感を上げて人生をよみがえらせる知恵を伝授します(構成:山田真理 撮影:洞澤佐智子)
老いも若きも爽快な毎日を
今号の特集テーマが「モノを手放して、心も体も健康に」だと聞いて、まさにその通り! と嬉しくなりました。断捨離を実践することで元気になる方を、この25年間見てきたからです。
たとえば、80代で自宅の断捨離を見事にやりとげ、その後も元気に暮らしている女性がいらっしゃいます。
ほかにも、妻を亡くして広い古民家をモノでいっぱいに埋め、「これでいいんだ、死ぬわけじゃなし」とうそぶいていた独居の男性が、断捨離を進めるうちにどんどん表情が変わり、「いつでも遊びに来てよ」というまでに心を開いてくれた姿も見ました。
老いも若きも誰でも、断捨離を通して爽快な毎日を送ることができるのです。