インテリアのセンスは2つある

私はインテリアのセンスは、2つあると考えています。

(1)「知識」と「情報」で補えるセンス

(2)「個性」と結びついた唯一無二のセンス

1つめの「知識」と「情報」で補えるセンスは、だれでも身につけられます。

「視線誘導」や効果的な家具の配置方法、照明による陰影のつけ方などのテクニックを知ることで、「おしゃれな部屋」をつくることができます。

『イギリス人の部屋はなぜ物が多くても素敵なのか』(著:飯沼朋子/飛鳥新社)

でも、テクニックやセオリーに頼るだけのインテリアでは、本当の意味での居心地のよさにはつながりません。

そこで大切になるのが、2つめの自分の個性と結びついたセンスです。

だれでも唯一無二のセンスを持っています

個性にいい・悪いがないように、このセンスにもいい悪いはありません。

あなたが「これ、すてきだな」と思って購入した服や文具、書籍など、また、大切にしているバッグや靴などは、あなたのセンスそのものなのです。

「心地のいい部屋」のヒントはここに隠されています。