高負荷の管理職のストレス

パーソル総合研究所の調査でも、負担感が高い状態で働いている管理職は、そうでない管理職と比べて、心身の健康状態が目に見えて悪化している様子が見られます。

こちらはあくまで本人の主観的な症状ではありますが、「ストレスを感じることがある」「疲労が溜まっている」という感覚的なものから、「睡眠不足」「肥満」「生活習慣病」といった症状まで、すべて負担感の高い管理職のほうが多くなっています。

管理職の「罰ゲーム化」は、会社の経営上の問題だけでなく、人の人生を丸ごと狂わせる心身へのダメージにつながりかねないということです

人は、ビジネス・パーソンとしてはいつか引退していきますが、体と心は一生涯で一つです。この「罰ゲーム」が、自殺や病気といった重大なリスクを高めるのであれば、それはすでに大きな社会課題です。