60歳を過ぎると、想定外が増えてくる
60歳を過ぎると、想定外が増えてきます。あまり物事を悪い方向へ考えるのは好きではありませんが、明日がんを宣告される可能性も、20代30代に比べればぐんと増えます。
転んでけがをする可能性も高まりますし、友人知人の不幸も増えてきます。「前回お会いしたのはあの方のお葬式でしたね」などという会話も増えてきます。
地震や災害、事故に遭う確率は20代30代も変わりませんが、万が一のときの心や体のリカバリーは、若いころに比べると相当厳しくなります。
つまり、いつ晴天の霹靂があってもおかしくない、そういう時間の中、今を生きていかなければならないのが60代以降。だからこそ、一事が万事、備えることが大切になります。この備えのカギを握るのが、「片づけ」です。片づいていることは不安の解消につながるからです。