正しい姿勢で舌骨上筋の
機能を維持しよう
舌骨上筋は姿勢の影響を受けることもわかっているそう。
「猫背になると、あごが前に出ます。すると、舌骨上筋が伸びて会話や嚥下の際にうまく機能しなくなるのです。まずは立ったり座ったりする際に、背筋をまっすぐ伸ばすことを意識しましょう。これだけで舌骨上筋が機能しやすくなります。また、ウォーキングなどの有酸素運動や、スクワットなどの筋力トレーニング、ストレッチを日々の生活に取り入れ、全身の柔軟性と筋力の維持にも取り組んでください」
普段から、おしゃべりやカラオケを楽しむ、おせんべいやするめといったかための食材を噛むなど、口をよく動かすことも舌骨上筋の機能維持に効果的。
「さらに積極的に鍛えるためには、思いきり大きく口を開けるトレーニングが有効です。カラオケなら、テンポの速い曲を汗をかくぐらい本気を出して、表情豊かに歌って」
同時に、筋肉の材料となるタンパク質と、タンパク質の吸収を促すビタミン類を意識して摂りましょう。