日々のオーラルケア
定期的な歯科検診の受診も
口腔機能を高めるためには、唾液の分泌を促す必要もあります。梅干しなどすっぱいものをイメージしたり、こまめな水分補給で口の中の乾燥予防を心がけて。
さらに、日々のオーラルケアも欠かせません。
「むし歯や歯周病があると、口の中に細菌が蔓延。当然、唾液の中にも細菌が広がります。その状態で嚥下力が落ちると、細菌まみれの唾液が肺に流れ込み、誤嚥性肺炎を起こす原因に。唾液の誤嚥は就寝中にも起こるため、口腔内の衛生管理は重要です」
歯みがきや洗口剤、歯間ブラシなどを使って毎日、歯の汚れをていねいに取り除くとともに、定期的な歯科検診の受診もお忘れなく。
そのほかの対策は、次回から紹介します。
なお、口腔機能の低下には、神経性の病気が潜んでいるケースもあるので、2、3週間セルフケアを行っても改善しない場合は、オーラルフレイルを扱う歯科医や神経内科に相談しましょう。
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