たまたま読んだ本に影響を受けて
そんなある日、たまたま読んだのが、『ゴミ投資家のための人生設計入門』(海外投資を楽しむ会)です。
タイトルも特殊だし、著者名もよく分からない、表紙もリゾート地で一家団欒しながら夫はノートパソコンに向かっているというイラストで、どうして私がこの本を手に取ったか正直よく覚えていません。
ゴミ屋敷に住んでいるから、ゴミというキーワードに敏感だったのでしょうか。
ざっくりと本の中身を紹介すると、日本人がこのまま総中流ではいられなくなると予想される中、日本人のこれまでのお金との付き合い方への批判と、理想的な生き方が語られていました。
具体的には、当たり前に行われてきた住宅ローンを利用することや多額の生命保険を批判し、経済的な自由を獲得するための国に縛られない生き方や、海外への投資方法等が多岐にわたって紹介されています。
本の主張や内容は今となっては目新しさはないかもしれませんが、私が読んだ頃は、この本に書かれていることはまだまだ一般的ではなく目から鱗の連続で、興奮しながら読み切ったことを今でも覚えています。
20代半ばでブラック労働に辟易し、「自分は何のために人生を生きているのか」「仕事に潰されていいのか」と悩んでいた私は、この本の影響を受け、「世の中には早期に資産形成をして海外で悠々自適に暮らしている人がいるじゃないか」と、自分も経済的自由を獲得しようと考えるようになったのでした。
今で言うところのFIRE(Financial Independence,Retire Early)を目指し始めたのです。
※本稿は『普通の会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。
『普通の会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』(著:斗比主閲子/幻冬舎)
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