夫の現役中よく作った「ひじきと鶏のサラダ」
そういえば始まりは夫と結婚してすぐの頃なのだが、私がよく作る「ひじきと鶏のサラダ」は、新婚の頃、あるプロ野球選手の先輩奥様に教わった料理だ。
夫がまだ現役時代、羽を伸ばしまくって暴飲暴食の果てのキャンプイン前、急激に体重を絞る期間が必ずあった。
ささみとブロッコリーだけを延々と食べ続け、キャンプインの日をカウントダウンしては「やかましい!!」というくらい泣き言を言っていた元木選手。
でもその減量法で確実にキャンプインまでに5キロ前後体重を落として、身も心も『観念』という言葉がピッタリな後ろ姿で宮崎に旅立って行った、毎年1月末日。
夫にシーズン中によく食べさせていた料理を、最近体づくりに余念がない息子にも食べさせている。
少ぉしお醤油で味付けしたひじきときゅうり、にんじんの細切りに、茹でた鶏のささみかむね肉のほぐし身をマヨネーズと塩胡椒で和えたサラダ。アクセントに粒マスタードを加えている。
私が好きでよく作っていたのだが、夫はこれまで「美味しい」ともなんとも言わない。完全なる「付け足し」の副菜扱いだ。結構わたし的には美味しくて大評判なメニューなのだが。
問いただすと軽く「おいひい」と返事が返ってきた。
嫌いなわけではないらしい、いや言わせない。
なのに、あろうことか先日息子が夕食に出した皿を残したのだ!
簡単な料理とはいえ残すとは何事。ありえん!こんなに体にいいものを食べずして、明日試合でじゃんじゃん打てると思ってんのかー!?