結局はバランスがいちばん

善玉血液にする食事をひと言でまとめるなら、バランスよい食事を心がけるということです。

炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素をしっかり摂りながら、ビタミンやミネラル、食物繊維も摂る。画期的な食事法を望んでいた人には期待していた結論ではないかもしれませんが、バランスよい食事を続けるのが、いちばん難しいことなのです。

自分の食事を見直してみると、意外とバランスよくできていないものです。

たとえば食物繊維。健康な食事に欠かせない栄養素としてよく取り上げられますが、日本人の摂取量はまったく足りていません。

<『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』より>

厚生労働省が推奨する1日の摂取量の目標は、18〜64歳の男性で1日21g以上、女性で18g以上。一方で、実際の摂取量はというと18〜64歳の男性で1日約18g、女性で約15gとなり、どの世代の数字を見ても足りていません。食べているようで食べていないのです。