色気のある人間になりたいと思うのなら
本物のやさしさを持っている人は、人に対してだけでなくものにもそれが発揮されるので、所作や表情が自然と優雅になります。
たとえば器はテーブルを傷つけないようにそっと置くでしょうし、扉の開け閉めも音を立てずに丁寧に行うはず。
手にしたものや見るものすべてに思いやりを持って接すれば、それを見ている相手も、自分が大切にされていると感じます。人が色気を感じるのは、そんな瞬間です。
色気のある人間になりたいと思うのなら、ふだんの何気ない行動にもいたわりと思いやりを込める生活習慣を忘れないことです。また、茶道や日本舞踊をたしなむなど、所作を美しくする習いごとも役に立つでしょう。
そしてなにより大切なのは、相手の立場や気持ちを察し、その人の身になって考える想像力を育むこと。それが、本物の色気につながるはずです。
●今月の書「色気」
「あなたの人生を導く-美輪ことば」(著: 美輪明宏/ 中央公論新社)
「微笑みは開運の鍵」
「ルンルンルン」
「自分にも感謝を与えてください」
「地獄、極楽は胸三寸にあり」
美輪明宏さんが89年の人生をかけて大切にしてきた言葉が満載!
~~~自筆の「書」とともに綴る愛のエッセイ!~~