自分の考えを持った女性

「どこそこへ何時に来て」と言われると絶対遅刻しないように、自腹を切ってでもタクシーで行っていたという。

やなせ先生は、奥さんのような自分の考えを持った女性が好きだったのではないかと思う。

『やなせたかし先生のしっぽ: やなせ夫妻のとっておき話』(著:越尾正子/小学館)

後年、先生は、「自分のデスクの前に座った女性が綺麗で良かった」

とのろけていた。そして、

「職場のデスクの前に座っていた人というだけで結婚したのだから」

と照れていた。