推定20歳のケヅメリクガメのガラパゴス。ふだんは野菜の皮などをあげているが、庭の雑草も旺盛に食べるため、草刈り機いらずだという

今、私にとって特別な存在は、実家にいるミニチュアダックスフントのベティ。母の親友が飼っていたのですが、その方が亡くなり、わが家で引き取ることに。この4年、つらい時や、仕事で失敗して反省している時に、ベティはずっと寄り添ってくれました。ただそこにいるだけなのに、とても癒やされたし、彼女が私を気遣う思いが伝わってきたんです。

母は、以前から「結婚するなら、動物好きな人が良いと思う」と言っていました。共通の喜びを感じられるし、言葉が通じない生き物までちゃんと愛せる人、ということなのでしょう。

昨年、自分の家庭を持って、イタリアン・グレーハウンドの雌犬、お市と暮らすことになりました。実家のベティはほかの犬と距離を置くタイプなのに、お市とは寄り添って寝るくらい、心を許しています。私が仕事で留守にする際はお市を実家に預けられますし、それぞれの家族が仲良くなったみたいで、とても嬉しいです。

今、実家にいるのは、私が10代の頃からいるケヅメリクガメのガラパゴスとベティだけ。両親も年齢的に、もうそれで十分だ、と。ケヅメリクガメは80歳くらいまで生きるらしいので、私の子どもに引き継げるし、孫にだって会わせられるかもしれません。

仕事などを通して動物に関する知識を得るにつれ、彼らを守りたいという気持ちが強くなりました。今後は、何らかの形で保護犬や保護猫の活動も応援したいと考えています。みなさんにも動物好きになってもらいたいですね。

動物たちを見た時、「かわいい」だけではなく、「守りたい」とも思ってほしい。地球環境や野生動物の現状、保護活動などについても伝えたいですし、これからもっと勉強したいと思っています。