三角巾生活のイライラを母にぶつけた
私はこの経験から、自分の身に痛みを伴うことが起きた時には軽く考えず、最悪の事態を想定して「親といえども、人の言うことを鵜呑みにしてはいけない」と学んだ。
風呂や洗髪も母のお世話に。しかし入浴中、私はこともあろうに、イライラを母にぶつけた。「なぜすぐ病院を探して連れて行ってくれなかったのか」「なぜ骨折を疑わなかったのか」「なんでなんで?」とネチネチ詰問。
憂さ晴らしは毎回、母が私に謝るまで続けた。母には一番感謝しなければならないのに、この頃の私は最低の親不孝娘だった。