「できる自分」を時には手放す

自分に対して一番期待値が高いのは自分で、その自分を叱るのも、責めるのも、落ち込ませるのも自分というパターンって、実はすごく多いです。

「できる自分」と思っているから、つい「できません」「難しいです」「無理です」を言わずに引き受けて、苦しくなっている。

『人間関係に「線を引く」レッスン 人生がラクになる「バウンダリー」の考え方』(著:藤野智哉/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

「できない」「無理」の線引きができずに、いっぱいいっぱいになっているのです。

だからまずは、「自分はスーパーマンじゃない」って認めることからだと思います。

認めたうえで、「線を引く」のです。

「できないのは、がんばっていないから」「努力が足りないから、ダメなんだ」と思いがちですが、人間には人それぞれ限界のラインがあります。

それを認められないから、「がんばりが足りない」「努力が足りない」と自分を責めてしまうところがあるのです。