こんなときどうする?

レシピ考案で子どもが悩んでいたら、選択肢を絞り込む質問をしてあげるといいでしょう。たとえば、「和洋中どれが好き?」「食べてみたい料理は?」「作り方は簡単なほうがいい? 難しめでもチャレンジしてみる?」など。食べる側と作る側それぞれの立場から、子どもの希望を聞き出してみてください。

また、子どもが失敗しても、叱ったりせず、そうなった原因と対処法を考えさせます。そのうえでわからないことは相談に乗ってあげましょう。

終了後の子どもへの声かけ

子どもが作った料理を味見してみて美味しかったら、一緒に喜んでたくさん褒めてあげましょう。さらに「どういう風に作ったの?」「何が大変だった?」と料理のプロセスについて質問すると、子ども自身で自分を客観視して、アウトプットする練習にもなります。

※本稿は、『好奇心でゼロからイチを生み出す 「なぜ? どうして?」の伸ばし方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。

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好奇心でゼロからイチを生み出す 「なぜ? どうして?」の伸ばし方』(著:小宮山利恵子/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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