変わる大学受験のシステム
いま、大学受験のシステムが大きく変わっています。
従来の教科に関する知識を問う一発試験型から、多様な入試形態に変貌を遂げているのです。主な大学受験の形式は3つあります。
・一般入試 従来のペーパーテスト。大学入学共通テスト(旧・大学入試センター試験)を含む
・学校推薦型選抜入試 在籍や出身高校の校長から推薦を受け、高校が発行した調査書など高校時代の成績で合否を判定する入試。書類審査や小論文、面接が中心
・総合型選抜入試 旧AO入試(アドミッションズ・オフィス入試)。大学が定めるアドミッションポリシーに合致するかという観点と、資質・能力の3つの柱を中心に多面的に評価するもの
「令和6年度国公私立大学入学者選抜実施状況」によると、各形態別の大学入学者割合は、一般入試(その他の形態含む)が48.9%、学校推薦型入試が35.0%、総合型選抜入試が16.1%となっています。つまり、学校推薦型選抜入試や総合型選抜入試で過半数以上が大学へ進学しているのです。