更新していくからこそ、“今”の魅力は保たれる

ブラシを肌につけるのは、黒目の真下と小鼻の横を結んだ、笑うとポッコリと頬が盛り上がる部分。ここが起点です。この部分にブラシを垂直に当て、斜め上に、力を入れずに短めに、スッスッと2回ほど同じ場所を塗ります。

トントン(チークをつける)、トントン(ティッシュに落とす)、スッスッ(塗る)。これだけで自然で血色のある“今っぽい”頬になります。

重ね塗りするときは、再び「トントン、トントン、スッスッ」の順でつけていきます。ほほえみながら「あっ、いいかも」と思うまで繰り返しますが、おそらく多くの人は2回ぐらい重ね塗りすると、そのように感じることでしょう。

チークにはプレストタイプのほかにクリームタイプがあります。ブラシではなく指で塗りますが、塗り方のポイントは同じです。クリームタイプは血色だけでなく、ツヤも加えられるので大人向けですが、「おてもやん化」する可能性が高いのが難点。プレストタイプに慣れてから挑戦してみてください。

赤みチークもクリームタイプのチークも、もしかしたら若い頃にはなかったアイテム、という人もいるかもしれません。でも若いときにしていたメイクも、ときには見直す必要があります。そのためには何気ないときの自分の顔を写真や動画などに撮って、チェックしてみましょう。今の自分に足りないものや、必要なものは何か。そうして更新していくからこそ、“今”の魅力は保たれるのですから。

※本稿は、『何歳からでも輝ける秘訣』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。

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