メリハリウォーキング

「速歩→ゆっくり歩き→速歩」というメリハリをつけたウォーキングを、1日20~30分、週3~5回を目標におこないましょう。

速歩とはスピードを上げて歩くウォーキング法。ジョギングに比べても引けをとらないくらい強く自律神経を刺激し、活性化させられる最高のエクササイズです。

<『京大式 脂肪燃焼メソッド』より>

自律神経を高いレベルまで鍛えあげるには、ある程度の運動強度が必要になります。それは、息が弾んでゼーゼーいうくらいの、ややきつく感じるぐらいの強度。

息が弾むのは、交感神経が懸命に働いて、呼吸中枢を刺激するためです。また、息が弾むほどの強度の運動をするとき、交感神経は心拍数を上げて血圧を上昇させるため、心臓にも血管にも、めいっぱいムチを入れなければなりません。このとき、交感神経は強く刺激され、高いレベルで鍛えられることになるのです。

速歩では胸を張り、大きく両腕を振って推進力をつけながら、できるだけ速く歩きます。はじめての方には、かなりハードでしょう。1分でも、30秒でも、つらくなったら、ゆっくり歩きに変えてかまいません。そして呼吸が整ってきたら、また速歩に切り替えます。目標は、速歩3分、ゆっくり歩き3分のくりかえしです。

『京大式 脂肪燃焼メソッド』(著:森谷敏夫/青春出版社)

そのうち、体が少しずつ適応してきて、速歩を3分間続けられるようになるでしょう。そうなったら、速歩3分間、ゆっくり歩き3分間を続けてください。

さらに体力がついて、速歩の3分間では物足りなくなったら、速歩の時間を長くするのではなく、速歩のスピードを上げるようにします。

3分間以上続けられるということは、運動の強度が不足していることを意味し、それでは交感神経を十分に鍛えられません。3分間しか続けられないスピードで、グングン速足で歩いてみましょう。