自分なりにカスタマイズする

3分間ごとに速歩とゆっくり歩きをくりかえす理由の1つは、3分間しか続けられない運動の強度を確保するためですが、あとの1つは、同じ強度の運動を続けていると、自律神経が自動操縦状態になってしまうためです。

自律神経を効率よく鍛えるには、自動操縦モードに入らないように、ウォーキングに強弱のメリハリをつけることが必須なのです。

体力も体形も筋肉や脂肪のつき方も、人それぞれです。その人の体に合ったメニューというものがあるはずで、運動の処方箋は100人いれば、100人がそれぞれ異なるのです。3分間の速歩とゆっくり歩きのメリハリウォーキングはあくまでも基本形であり、運動のとっかかりとして取り組んでいただきたいものです。

3分速歩のかわりに、大股歩きやスロージョギング、あるいはジョギングを組み合わせてもOK。自分なりに工夫してカスタマイズすれば、運動することの楽しさがさらに広がるでしょう。

また、ウォーキングは1日30分程度おこなってほしいのですが、朝10分、昼10分、夜10分というように分散しておこなっても、効果は変わりません。はじめは1日5分、週1回からスタートしてもOK。徐々に運動時間を増やしていけばよいので、気楽に始めてみましょう。