以来、中国ドラマの世界観にハマってしまい、録画しては何十回も見直しているという。アレン・レンが出演しているドラマのDVDを買い求め、ユーチューブを見たり、ネット検索したり、マユミさんの情報収集熱はヒートアップしていく。
「こんなに胸躍る経験をしたことはなかったです。まるで、アイドルに夢中になる中高生の気分(笑)。アレンのことをもっと知りたいという欲求が募って、中国語が飛び交う中国のファンサイトにアクセスしてみました」
本場のファンサイトには、中国はもちろん世界中のファンがコメント。漢字を頼りに意味を推測し、Google翻訳と電子辞書を片手に雰囲気に浸った。
「ところが少し前に、中国のファンサイトの過去コメントが突然消えてしまう事件がありました。サイトの中で何か不都合な発言があったのか、アレンの身に何か起こったのか、理由がわかりません。世界中から殺到するコメントを読みたい、彼の情報を得たいと焦りました」
こうなったら本格的に中国語を身につけるしかない。マユミさんは少し前に購入していた中国語のテキスト3冊を手元に置いて猛勉強を開始。チラシの裏で作った手製のメモ帳が日々、冊数を重ねていく。