<イラスト:植月えみり 『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』より>
「自分を好きになれない」「人に頼れない」など、生きづらさを感じていませんか? 精神科医Tomy先生は、「その生きづらさは、ほとんど全てと言っても良いぐらい、自分を後回しにして、大切にしていないことから発生しています」と語ります。今回は、精神科医Tomy先生の著書『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』から一部を抜粋し、主人公の“しろちゃん”と仲間たちがお悩みと向き合い乗り越えるストーリーを、漫画でご紹介します。

家族だから仲良くしたいが兄妹と折り合いが悪い

基本は、「合わない人とは接するな」です。たとえ、兄弟であってもです。「家族なんだから仲良くしなければいけない」なんてことはありません。

仲良くできる家族なら仲良くすれば良い、それだけのこと。むしろ、無理に仲良くしようとすると、相手に振り回され、余計に仲良くできなくなります。話の通じない人とは、話をしなければ良いだけのことです。

ただ感情の起伏の激しい人は、なんらかの精神的な背景がある可能性があります。双極症障害、うつ病、月経前症候群などです。

あまり極端なようなら、精神科の受診を勧めてみても良いかもしれません。この場合「感情の起伏が大きくて、困っていない?」などと、相手が困っていそうなことに共感した上で、勧めると良いでしょう。