夫から「食事はまだなのか」
そうなると昼前から準備をしなくてはならず、その前に昼食の献立を考え、材料もそろえる必要があります。
また、数品の料理を出せば、調理器具や食器を洗う量も増えます。あらゆる意味で負担が大きくなるのです。
それなのに、夫から「食事はまだなのか」と催促されたりすれば、不機嫌になってしまうでしょう。
また、退職した夫は「妻は家にいるもの」と考えがちですが、奥さんにも用事があります。家事や仕事の合間をぬってサークル活動に参加したり、友だちと外出したりするのです。
夫は、そうした事情を考慮して「お昼は簡単なものでいいよ」とか、出かける奥さんには「気をつけて行っておいで」くらいの言葉をかけたいもの。
定年後の夫婦が気持ちよく過ごすには、相手の事情を思いやる気持ちが大事です。食事に関しては、自分がつくれないのなら「出されたものをおいしいと言って食べる」に徹したほうがよさそうです。