お笑いコンビ「オアシズ」のメンバー・大久保佳代子さん。1992年にデビューし、芸歴が30年を超えた今も数多くのバラエティ番組で活躍されています。今回は、そんな大久保さんが12年以上にわたって書き綴ってきたエッセイ集『パジャマあるよと言われても』から一部を抜粋し、ご紹介。「『パジャマあるよ』と言われた時、10歳の時と28歳の時の反応が違うように、人って変化していく生き物なんだと思います」と語る大久保さんが、これまでに起きた出来事や関心事を赤裸々に明かします。
かわいくて愛おしいおじさん。
先日、近くの公園を愛犬パコ美と散歩をしていたら、背後から「だいぶ太っちゃったな」との声が。
振り返ると知らないおじさんがパコ美の豊満ワガママボディをガン見。さらに「うちのチワワは、ものすごく小さいよ」とマウントとも取れることを言い出して。
これが暖かな「春」という季節でなければ、イラッとしていたところ。気持ちを穏やかにさせてくれる「春」でよかった。
結局、そのおじさんが近所で居酒屋をやっていることが分かり意気投合。飲みに行くことまで約束してしまった。なかなかチャーミングなおじさんでした。春は、変なおじさんならぬかわいいおじさんが出没しやすい季節なのかも。