スキンケアは人間力の証

そして、スキンケアができるようになれば、きっともっと大きな変化が起こるはず。飛行機が上空で推進力を保つように、スキンケアからヘアケア、ボディケアへと進化していった結果、ファッションやトレーニングに行き着く人もいるだろう。そうなればどうか。見た目が変わることで、人間は実に無言のままで周囲にポジティブアピールをすることに成功しているのである。

(1)見た目がキレイになることによる生物学的好感度アップ
(2)他者からの影響を素直に享受できる人間力アピール
(3)今まで断絶していた性別・世代との共通の話題ができる
(4)この歳になっても柔軟に変化できる適応力アピール

これだけのポジティブイメージを、なんにも言葉で説明しなくてもアピールできる。すごい。たった1000円のスキンケアで! これこそ令和の人間が大好きなコスパ・タイパなのではないか。

※本稿は、『父と息子のスキンケア』(早川書房)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
高校生の息子につられてスキンケアに目覚めた夫。25年間外見に無頓着だったのに…アラフィフになって突然「改革」を始めた理由とは
藤本スバル「厚塗りは老け見えのもと!“若いね!”は作れる。ツヤと透明感を引き出す美容研究家・藤本スバル式・ベースメイク」
夏本番のしみ・くすみ対策に。毎日のスキンケアに取り入れたい、Wの有効成分がしみの根源にアプローチする実力派アイテム

父と息子のスキンケア』(著:高殿円/早川書房)

日本人男性のうち化粧水を使うのはたった2割。

なぜ日本がスキンケア後進国に!?

広がる「潤い格差」を可視化し解決策を考える令和の美容&家族ルポ!