「におわない体」に変えられる
「自分ではにおいに気づかなくても、周りの人が感じているケースは少なくありません。右にあるチェックリストで3つ以上あてはまる場合は、においのケアを始めましょう」
基本の対策は、皮脂や汗を放置しないこと。すぐに拭き取れば、皮膚表面から発生するにおいを防ぐことができます。
「ただし、普段から汗をかく機会が少ない人は汗腺の働きが弱く、常在菌のエサとなるたんぱく質・脂質濃度の高い汗が出やすくなるため、注意が必要です。体を動かす習慣を身につけると、水に近いサラサラの汗が出るようになります。また、皮脂の酸化を防ぐために、緑黄色野菜や緑茶など、ポリフェノールを含む抗酸化食品を積極的に摂るようにしましょう」
疲労やストレスをためない工夫も大切です。
「血液由来のにおいは体を洗っても落ちにくいため、内側からのケアしか対策はありません。食事や睡眠、ストレスケアなど生活習慣を見直して」
次回は、具体的なにおいケアを紹介します。