互いに感じるシンパシー

――お互いの印象について教えてください。 

加藤:なんか会っていて楽だよね。 

Nozomi Lyn:一言でいうと、familiar (親しみを感じる) ですかね。前にも会ったことあるような感じがします。 

加藤:(世界各地で活動する)渡り鳥というところが共通点だからかな?あなたは私より渡り鳥だけどね。私今日、たまたま鳥のTシャツを着てきたの。2000年のコンサートの時に作ったんだけど、鳥の絵は私が描いたのよ。2000年はあなたの生まれた年じゃない? 

Nozomi Lyn:何という偶然! 

加藤:あなたとは音楽を通してシンパシーを感じるというか。歌声もとても良くて。歌を聴いたとき、「高い声がもっと出るんじゃない?」と思って、曲の最後に音符を足しちゃった。伸びやかな高い声があればきっと良いわねって。日本の音楽の現場だと、急に変更が入ると「えっ?」ってなるんだけど、あなたはすっと受け入れてくれた。 

Nozomi Lyn:海外では、急に変更があってもそっちがよければ「はい、変えましょう」っていう姿勢がありますから。

Nozomi Lynさん
曲に急な変更が入ってもあなたは受け入れてくれた。海外では急に変更があっても「はい、変えましょう」っていう姿勢があります