●つらい手術を経験したことから、終末期医療について考えるようになった。

最期を迎える時は、静かに娘と向き合いたいので、延命措置はしないようにと「リビング・ウイル」に書いてある

(無職・67歳)

 

●62歳の息子が自分より先に逝ってしまったことで気持ちが落ち込み、外出すらできない日々が続いた。

心配した娘が同居を提案してくれ、2年前から一緒に住むことに。その時、大半の荷物を整理したから、今は身軽だ

(年金受給者・94歳)

 

●80歳を過ぎてパッと動けなくなったと実感したから。

亡き夫から継いだ家業をたたむため、さまざまな手続きをしている。私の代で、スッキリさせておくつもり

(自営業・83歳)

 

●夫が定年した途端、老後のことが心配に。資料を集めたり、施設の説明会に参加したりして情報を集めた。

真剣に悩んだ末、どちらかが先に逝ったら、残ったほうはグループホームに入る、と決断。

費用を準備しておきたいので、分散していた銀行口座を今は一つにまとめている。見通しがついたら、元気なうちにたくさん旅行に行こうと計画中だ

(年金受給者・78歳)

 

後編につづく

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