オンラインのサポートやスクールを運営しながら、たくさんの人の片付けについてのお悩みを解決してきたオンライン片付け専門家・伊藤かすみさんです。「片づけの一歩は思考から!」と提唱し、これまで800名以上の片付けを手助けしてきました。今回の記事では、その伊藤さんが考える「玄関の片付けテクニック」をお伝えします。
“家の顔”なのに玄関が片付かないワケ
玄関は「家の顔」です。
家族にとっては毎日通る当たり前の場所ですが、来客にとっては最初に目にする空間。ここが乱れていると、どんなにリビングが片付いていても「雑然とした家」という印象を持たれてしまいます。逆に、すっきり整っている玄関は、それだけで「気持ちのいい家だな」と感じさせてくれるのです。
しかし、玄関はリビングのように長く滞在する場所ではないので、どうしても片付けの優先順位が下がりがちです。その結果、「散らかる」というよりも「片付かない状態が続く」ことも多いのではないでしょうか。
一人暮らしの家の玄関は、狭くて収納も限られていることが多いため、靴や荷物があふれやすい傾向があります。
また、家族が多いご家庭では、みんなが毎日使うため、ルールが曖昧だと「誰が片付けるのか」が分からず、散らかりやすくなります。特に小さなお子さんがいる場合、靴がすぐに散乱してしまいがち。親が率先してルールを示すことも大切です。
それでは、玄関のスペースごとに片付けをしていきましょう。