実用性だけでなく、見た目も整えてみよう

玄関は、家の第一印象を決める場所でもあります。実用性だけでなく、見た目の工夫も大切にしたいもの。

(写真:Adobe Photo Stock)

玄関にディスプレイ小物を飾るときのポイントは、雑多にごちゃごちゃと置きすぎないこと。絵を飾るのも素敵ですが、その際は、三角形を意識するとバランスよく見えます。

二等辺三角形ならモダンな印象に、また、左右対称を意識して並べると、よりクラシカルで落ち着いた雰囲気になります。ぜひ、インテリア雑誌やサイトなどを参考に飾って楽しんでみてください。実は「飾ること」が、片付けのスキルの1つであると私は考えています。

さらに、鍵や印鑑といった日常的に使うものも、同じようにまとめて定位置を決めておくと便利です。出かけるときに慌てることもなく、必要なものをすぐに取り出せる環境は、見た目のスッキリ感にもつながります。

玄関マットは、置くかどうかは各家庭の好みで決めてよいと思います。置く場合は、住んでいる人の世界観を映し出すアイテムになりますから、「素敵だな」と思えるデザイン重視で選ぶと良いでしょう。

私自身、玄関にはコンソールテーブル(奥行きの浅い細長いテーブル)を置き、絵を飾って統一感を出しています。ちょっとした演出ですが、家に帰ってきたときに気持ちが整うのを感じます。

また、我が家ではスーツケースも玄関に置いています。

ちょうどコンソールテーブルの下にピッタリ収まるサイズだったのでその場所に置くようになりましたが、結果的に出張や旅行のときに出し入れしやすく、動線的にもとても便利だと感じています。出張や旅行が多い方には、おすすめの収納方法だと思います。

玄関は、毎日「行ってらっしゃい」と「おかえりなさい」を交わす特別な場所。完璧でなくても、自分や家族が心地よく出入りできる空間に整えることが何より大切です。ぜひ片付けの参考にしてみてくださいね。

【関連記事】
「もう前には戻れない…」コメ研ぎに玄関マット、アイロン…整理収納アドバイザーが実際に辞めてよかった家事<7選>
見える化、適性量、まとめる…コレで<スッキリ片付いたキッチン>に見える!片付けコンサル「見た目が整った空間にいると、きれいな状態を維持したいという意識が働くので…」
家の片付けを全く手伝わなかった夫が、小4長男のある一言で激変。片付け専門家「ご主人にとって家の片付けは<自分ごと>ではなかったようで…」