医師含めて「優秀な助手」くらいに考えているかもしれないが…
工場の不良品検品や小売や卸売業の需要予測など、産業分野でAIが活用されていることは日々の報道を通じて知られるようになっています。
果ては、競馬のオッズ変動から「妙味のある馬」を見抜く分析が可能、などという非日常も含め、さまざまな使われ方が私たちの脳も心も刺激します。
AIはきっと医療の分野にも役立つはずだし、実際すでになんらかの形で役立っているのだろう……そういうイメージは、本記事に目を留めた読者の方であれば当然抱いていらっしゃると思います。
ただ、本職の医師を含めてまだまだ多くの人が、近未来の医療におけるAIの役割を、医師を手助けする「優秀な助手」くらいに考えているのではないでしょうか。
しかしこの見立ては、人間医師とAIの能力差を考えると、ちょっと的外れかもしれません。