(2)大人ができることは「縁づくり」のサポート
また、これまで学力や思考力を「身につける」という表現もあったかもしれませんが、子どもの思考力が伸びる、学ぶ力が伸びるには、むしろ「考えること」や「算数」などと「友だちになる」という視点を持つとわかりやすいかと思います。
子どもに「考えること」と友だちでいつづけてもらうために、「子どもの発想に『そうだね』と寄り添う」「偶然の出会いを歓迎する」「身近な場面での発見を見守る」、大事にしたいのは、そういった視点です。
親が「子どもにあの子と友だちになってほしい」と思ったとしても、そううまくはいきませんよね。親ができるのは、出会いの場をつくったり、一緒にいる時間をつくったりすること。最終的には子ども自身が「この人(この教科、この活動)と友だちになりたい」と思うかどうかです。
大人ができることはその縁をサポートすることです。