(3)伸ばすより伸びる。うばってしまうような言動を減らす
子どもの一見困った行動、たとえば、ふざけること、いたずら、ずる、脱線、ぼーっとすることなどは、親からすると不安で直したいと思ってしまうことかもしれません。
でもそこにこそ、「その子らしさ」があります。
子どもが自分のやり方で取り組んでいる体験・遊びは、マイナスな行動と思われがちですが、「自分のやり方で」「自分のやりたいように」やっていることでもあります。
こうした姿を見かけたら、その子の「考える力が解放されている」ととらえ、一定程度、許容し、認めていくことが、その子自身の礎となっていきます。
そして、重要なのは保護者が「よかれ」と思って行うことが、その子の思考力や意欲をうばってしまう可能性があると自覚的になることです。