大人の視点で子どもの言動をジャッジしない
障がいをもつ子どもの自立支援を行う「療育」の考え方の中では、基本的に、子どもの言動はすべて善意として受け取ることが望ましいと言われています。
たとえ悪意があったとしても、大人が善意として受け取ることで、その子の意欲や感性にプラスの影響を与えることがあります。
たとえば、子どもが隣にいる子に触れたり、その子のものを落としたりするとします。大人の視点では、「ちょっかいを出した」「邪魔をした」と判断してしまうかもしれません。でもそれを「その子が隣の子を手伝おうと思って行動した」可能性があると捉える。
実際、善意でやったことがたまたま大人の視点で悪く映ってしまうということが多くあります。
子どものすべての言動に対して善意で受け止めるというのは、現実的に難しいかもしれません。ただ、本記事がきっかけで、1つでも善意で受け止めることが増えてくると、子どもの感性にいい影響を与えることができます。