笑顔のリアクション
子どもの意欲や感性は、日々接する親の表情からも影響を受けます。
子どもは大人の表情を敏感に読み取ります。親がいつも険しい顔をしていると、子どもは「何かをすると親を困らせる」と感じ、反応を気にして行動するようになります。
逆に、親が笑顔でいることで、子どもはもともと持っていた興味・関心、感性を発揮して自然にいろんなことに取り組むようになります。
すべての日で、完璧な対応をする必要はありません。
時には忙しくて適切な対応ができないこともあるでしょう。しかし、おおむね笑顔でいることで、子どもの意欲を支えることができるのです。
意欲は学びの原動力となる「心のアンテナ」です。このアンテナが敏感に働くことで、子どもは周囲にある無数の学びの機会をキャッチし、「知的なわくわく」を感じることができます。
意欲も外から与えるものではなく、内から引き出されるものです。そして、心理的資本の4要素(希望、自己効力感、回復力、楽観性)によって支えられています。これらの要素は、日常的な声かけや環境づくりによって育てることができます。