あまり寄り道せず、真っ直ぐ家に帰ります
『おーい、応為』の現場の癒しは、柴犬の「サクラ」です。毎朝、ついついサクラのところに一番に挨拶に行ってしまう僕がいました。(笑)
僕の家には毛むくじゃらの小さな息子がいます。猫ですね。彼にとって僕は親バカ通り越してバカ親。一度始まると映画は撮影期間が長いので、撮影がなければ引きこもって一緒にいますし、早く会いたいのであまり寄り道せずサッと帰宅します。もう18歳ですし、2人の時間を出来るだけ増やしたいですし。
そして、映画『箱男』の時は、彼がインスピレーションをくれました。僕は役作りで自宅の中でも箱に入っていたんです。すると息子は僕をすぐに探し出して、一緒に箱へ入って膝に乗ってきました。薄い箱に包まれるだけで得られる本能的な安心感、箱を暴かれる不安感は、彼の視点に立ったことで強化されたんです。
ただ今回のために絵の練習をしている時は、邪魔をしにきましたね。どうしても気になるようで、紙と僕との間に分け入ってくる。可愛いですけどね。