安藤 1日1万歩のウォーキングも日課にしています。今日は歩数が足りないと思ったら、夜中に歩きに行っちゃうの。気分転換にもなるし。
加藤 私はそんなに歩けない。この間、大阪・関西万博でヘトヘトになるまで歩いたのに、7000歩だった……。(笑)
安藤 私、孫とディズニーランドに行くと1万6000歩は歩きます。なぜこんなに歩くのかというと、寝たきりの母の介護を通して、歩けなくなると人間は一気に衰えてしまうことを目の当たりにしたから。
加藤 そうね。でも、うちの母(政治家として活躍した加藤シヅエさん)は例外かもしれない。母はもともと歩くのが嫌いで、90代以降はどこに行っても「車椅子を借りてきて」。自分で歩けるのに、そういう人なの。
よく、「やりたいことさえあれば、たとえ歩けなくなっても前向きに生きられる」と言っていた。
安藤 さすが、婦人解放活動家や国会議員として、長年力を尽くしてこられた方だけあるわ!
加藤 つまり、自分がどんな状態になっても前向きに生きるために必要なのは、使命感を持つことだと。使命感と言うと大袈裟だけど、言い換えれば「生きがい」よね。まずは自分が好きなことを、一生懸命やってみるのがいいんじゃないかしら。