衣替え=暮らしを整える習慣

続いて服の「衣替え」について。

最近は、「そもそも衣替えをしない」と話す方もいるようですが、衣替えはただ服を入れ替えるだけではなく、“暮らしを整える習慣”。服の見直しやお手入れをする意味で、大事なイベントです。

服についても、サンダル類と同様、まず来シーズン着ないようなモノをチェック。

着ない服を来シーズンまで残していては場所の無駄になりますから、このタイミングで、可能な限り処分を。そのまま服を入れ替えるのではなく、まず「着ない服を手放す」を意識することが大切です。

とっておくと決めた際、一度でも着た服ならば必ず洗濯やクリーニングを。ぱっと見、きれいだから大丈夫と思っても、夏場である以上、やはり汗をかいているもの。そうなれば、シミや虫食いの原因になってしまいます。

ちなみにクリーニングから戻ってきたときに付いているビニール、どうされていますか?

この袋は、持って帰る時に汚さないためのもの。そのまましまうと湿気により、カビや虫食い、変色してしまう恐れがあるそうです。袋を外し、風通しの良い場所で陰干しをしてからしまうようにしましょう。

また基本ルールとして、よく晴れた日など、なるべく湿度が低い日を狙って行うのがベスト。そしてぎゅうぎゅうに入れるとシワがつきやすく、においの原因になるだけでなく、虫食いのリスクも高まります。

余裕をもって収納し、なるべく清潔に保つことで、来年使う際に気持ちよく取り出せるよう心がけましょう。

ビニールカバーで包まれた服の写真
ビニールカバーの例(写真:著者)