(写真提供:Photo AC)
着なくなった服を押しこんだクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「こんな時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授! 今回のテーマは「衣替え」です。

基準は「来年も使う?」

長かった残暑もようやく落ち着いた今、「実は衣替えもこれから」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は「衣替え」における実践的なテクニックをご紹介したいと思います。

まずは何より、これからしばらく出番のない<夏の名残のもの>の片づけから考えてみましょう。

たとえば、夏に履いたサンダルはこのタイミングでお手入れを。傷みがあるものは処分を。他にもケアすべきは夏用のかごバッグ、UV手袋、サングラス、夏用アクセサリー、水着、扇風機、ハンディファン、虫よけ、レジャーシート…などになるでしょうか。

サンダル3足の写真
片づけ講座の受講生が手放したサンダル(写真:著者)

これらの夏の名残のものをしまう際のポイントは、いずれも「なんとなくしまわない」ということにあります。

「来年も使う?」を基準に残すか、手放すかを判断するようにしてください。