今後もラーメン店の価格の見直しは避けられない
ここ数年は外国人観光客が増えた影響もあり、都心のラーメン店の価格は上がっていく傾向だ。
人気店の高価格化はここ数年のトレンドと見ていいだろう。逆に低価格の流れを作っているのはチェーン店だ。
今後もラーメン店の価格の見直しは避けられない。
これまでは高級食材を使用しているお店だけが価格の上乗せで先行できたが、ラーメン店としては職人の「技術」に対価をどう払ってもらうかの仕掛けを考えて、実行していかなければならない。単純な低価格競争に巻き込まれていては、ジリ貧になってしまう。
「1000円の壁」は、ラーメン店をこの時代に続けていく中で、現時点での最も高い壁の一つといえるだろう。
※本稿は、『ラーメン一杯いくらが正解なのか』 (ハヤカワ新書) の一部を再編集したものです。
『ドキュメント クマから逃げのびた人々』(著:風来堂/三才ブックス)
人間がまともに戦えばほぼ勝ち目のない動物、クマ。
襲われた当事者の生の声を聞く、衝撃のノンフィクション