今からドキドキ

――「風、薫る」に出演の意気込みは

この度は朝ドラに出演させていただけること、大変うれしく光栄に思います。

ヒロインのお2 人に影響を与える、とても素敵な役どころであることにとっても緊張しており、今からドキドキしています。スタッフの皆様や役者さんたちの力をお借りしながら素敵な作品の一部になれるよう精一杯努めたいです。

見上さんと上坂さん、お二方と明治時代の世界でお会いできること、とても楽しみにしています。

そして、心から応援しています。私はただひたすら頑張ります。

――多部さんは朝ドラ『つばさ』(2009年)でヒロインを務めました。朝ドラ出演を振り返って

朝ドラのヒロインを務めさせていただいたのは…もう16 年も前?!と昔のことで驚きを隠せません。当時お世話になったスタッフの方が今回の現場にもいらして、少しでも成長した姿を見せなければとただならぬプレッシャーを視線から感じております。

まるでNHK の職員のように毎日毎日スタジオに通う日々は今となっては何にも代えられない経験で、スタッフみんなが家族のように思える宝物のような時間を過ごせたなと今、思い出してもグッときます。

――『風、薫る』は作品は、看護がテーマのひとつ。看護に関わる仕事との接点や思い出などは

入院経験はほとんどない私ですが、出産時の看護師さんにはたくさん救われたことを数年経った今も鮮明に覚えています。

初めての経験ばかりで戸惑い、全身が痛かったりする中で、ほんの些細な声かけやアドバイスに何度も何度も助けられました。

白衣の天使という言葉がありますが、まさにその名の通りだと思います。