お金を払う相手を「先生」と呼ぶ習慣
ついでにおもしろい共通点について触れましょう。
報酬が不透明な世界は僧侶、弁護士、医者がその代表です。弁護士と医者は透明化が進みましたが、いずれも利用者(客)がお金を払う相手を「先生」と呼ぶ習慣があります。お金をもらう側が「先生」と呼ばれ実質的に金額を決める倒錯した関係です。
さらに、今もカネを巡る不透明さが糾弾される政治家も「先生」と呼ぶのが当たり前になっています。新聞記者にも政治家を「先生」と呼ぶヤツがいますが、そういう記者は信用しない方がいいと思います。
※本稿は、『弔いの値段 葬式、墓、法事……いくら払うのが正解か?』(講談社)の一部を再編集したものです。
『弔いの値段 葬式、墓、法事……いくら払うのが正解か?』(著:鵜飼秀徳、大久保潤/講談社)
利用者の疑問や不満・不安に、ジャーナリストであり現役住職が答える弔いの現場のリアルな声。
葬式、墓、法事…… 弔いにまつわる常識・非常識、誰も避けて通ることができない弔いについて聞きたくても聞けなかった実情を知ることができる一冊。






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