相撲部屋に入るため姉と両国へ
日本に初めて来たのは、モンゴルの大学でホテルマンを目指して勉強していた2003年。姉さんが東京大学大学院に留学していたので、夏休みに遊びに来たのですが、蒸し暑くて驚きました。モンゴルは空気が爽やかで、日陰は涼しいですから。
第一印象は、とにかくご飯が美味しいということ。モンゴルにはない「ほっともっと」のお弁当や「マクドナルド」の食事が最高で、あまりの美味しさに驚いたのを覚えています。
その頃、身長は今と同じ188cm、体重は110kgくらいあったこともあり、相撲をやってみたいと思うようになっていました。今思えば大きな勘違いなんですけど、お相撲さんは太っているだけの人だから、自分もいけるんじゃないかと。(笑)
とはいえ、相撲を始めるといっても、どうしたらいいかわからない。そこで、とりあえず姉さんと一緒に力士がたくさんいるという両国へ。国技館に行ってみたけれど誰もいないので、周囲をウロウロしていたら、たまたま自転車に乗ったお相撲さんがいたので、ついていったんです。そして着いたのが井筒部屋でした。