借金のカタに俺を売ったってこと?
その後、歌麿の元へ向かった蔦重。案を聞いた歌麿が「待ってよ! 俺まだやるともなんともいってねえんだけど」と反応するも、もうやると伝えてしまったと話します。
さらに身上半減の措置によって背負った借金を、今回の絵で返すことを約束した、という旨を説明する蔦重。
しかし歌麿はまったく納得のいかない様子を見せます。
対して、蔦重は入銀がなくとも売れる歌麿の大首絵を使うことで吉原も潤うし、歌麿の名も売れるからいい話なのでは、と伝えますが、それを聞いた歌麿は「それ…借金のカタに俺を売ったってこと?」といら立ちを見せます。
蔦重は否定しますが、「けどそんな話聞いてないなんてありえねえだろう!」とついに歌麿は激怒してしまいます。