吹っ切れた様子を見せた歌麿
頭を下げて懸命に説得を続ける蔦重。
ついに「頼む!ガキも生まれんだ」と伝えると、歌麿は驚いた様子を見せます。
「お前だけが頼りなんだ」「身重のおていさんには苦労駆けたくねえんだ」とさらに平伏しながら説得を試みる蔦重を前に言葉を失う歌麿でしたが、しばらくすると、どこか吹っ切れた様子を見せます。
そして笑顔をみせると、蔦重へ「しかた中橋。やってやるよ」「兄さんの言うことは聞かねえとな。おれは弟だし」と話します。
顔を上げた蔦重は、歌麿の手をしっかりと取り「恩に着る。恩に着るぜ…兄弟」と涙ながらに感謝を伝えるのでした。