むしろ体調を悪化させているようなケースも

たとえば、栄養学の観点から言うと、ブロッコリーは万能に近い素晴らしい食材です(ビタミンCや食物繊維が豊富で、しかも低カロリー)。あるいは、納豆もヨーグルトも大いに食べるべきだし、白米よりは玄米のほうが栄養学的には優れています。

また、ゴボウのように硬い野菜には、便秘に効果があるといわれる食物繊維が豊富に含まれていることも、栄養学的には間違いありません。

『やってはいけない腸活』(著:太田華代 監修:手島麻登里/三笠書房)

ですがその一方で、「毎日、ブロッコリーを食べています」「主食を白米から玄米に変えました」などと言う人たちの腸内環境が良いかというと、そうでもないのです。

それどころか、腸内環境のバランスを大きく崩し、むしろ体調を悪化させているようなケースが多々見られます。