私が変われたキッカケ

「もったいない」

「いつか使うかも」

「子どもが帰ってきたときに必要かも」

なかなか捨てられないから、いつまでたっても散らかったまま。

フリーアナウンサーとして忙しく働く中、家に帰ると散らかっている部屋を見て、うんざり、ストレスを感じていました。

「片づけなきゃ」と思いながらも、動けない自分。そんな私が変われたキッカケとは?

それは「引き出しひとつ」「棚一段だけ」片づけてみる、ということ。

著者宅にあるテレビ台の引き出し。一つ一つのモノがあるべきところに、きれいに収まっています(写真:著者)

ほんの小さなスペースでも、そこを整えると、不思議と気持ちが軽くなり、「私にもできた」と自信が芽生えることに気づくはずです。

そして小さな成功体験が、次の一歩を後押ししてくれる。たとえ5分でも、自分のために動けた時間が心を満たしてくれるのです。

そしてその体験が、今私が伝えている「スモールフィット片づけ」に結実しました。

無理をせず、自分に“ちょうどいい片づけ”を見つけること。暮らしを整えることは、自分を大切に扱うことでもあります。だからと言って、完璧を目指さなくても大丈夫。

ちょっとの片づけでも、気持に余裕が生まれます。心地よく暮らす力は、誰の中にも眠っているのです。