検査でリスクをつかみ、健康寿命の予測ができる

がんの場合、進行した膵臓がんなどでなければ、今は短期間で亡くなることはほぼありません。抗がん剤も進化していて、高齢でも3年や、5年は生きられますし、共存して生きていくこともできます。

しかし心臓や血管の病気は急に発症して、なおかつ行動制限や生活制限が生じるケースが多くあります。

検査をしっかり受けておけば、そうしたリスクがない健康寿命が「どれくらいなのか……」という予測ができ、充実したライフプランを立てやすくなるのです。

※本稿は、『血管と心臓 こう守れば健康寿命はもっと延ばせる』(講談社ビーシー)の一部を再編集したものです。

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