治済から祟られたらどうしよう
一橋治済をドラマのラスボスにするというのは、もともとドラマの設計としてありました。
ただ、脚本にはかなり悪く書いたので…。祟られたらどうしようかと本気で心配しています(笑)。
結局、世の中って「采配しているやつ」が一番偉いんですよね。でもそういう人はあまり表に出てこない。
史実でも、当時の幕府の中心に治済が座っていて、その地位に居続けて政を動かしていたのは確かと思われている。でも確かな証拠は残っていない。
「自分はそんなに悪いことをしてないよ」という状況でい続けたのは寧ろすごいな、と感じていました。
一方で彼は多くの子を残そうとした。
パワフルな成功者で、権力願望のある人は、往々にして子どもを多くつくりたがる、というのを以前から感じていて。それこそ藤原道長の時代でも、子だくさんは勢力の象徴でしたし。
それでいて、今も海外の成功した資本家なんかから、子どもをいっぱいつくろうとするような話が聞こえてくるじゃないですか?
そういう思想は廃れずに今の時代でもなお生きている、といったことを頭によぎらせつつ、治済像を描いていきました。