ストイックさの結果が着実に出始めて
横浜さんは映画『国宝』がクランクアップした直後、すぐ『べらぼう』にクランクインされました。
横浜さんが撮影に参加したのは、去年の6月ですが、そこから放送するまでには半年ほどかかる。
それこそ最初の頃は『国宝』も『べらぼう』も公開されていたかったぶん、手探りだったところがあったと思うんです。でも『べらぼう』が放送され、『国宝』も公開されて、それぞれで横浜さんの評価が高まっていった。
横浜さんがやろうとしてきた役への向き合い方や、ある種のストイックさの結果が着実に出ていったので、横浜さん自身も自信に繋がっているのでは、と傍で見ていて感じていました。
『べらぼう』では後半になるに従い、自分の年齢を超え、40代、50代の役を演じていただくことになるわけですが、20代でそれを演じるのはとても難しいと思うんです。でも声の出し方や立ち振る舞いを含め、とても丁寧に彼は表現してくれました。
時代劇というジャンルに対しても、横浜さんが持つポテンシャルも含めて、とても合っているように感じられたし、より魅力的な俳優さんになっていきました。
もちろん影があるような役も魅力的ですが、僕自身、横浜さんは「笑顔がかわいらしい」と感じているし、そこもファンの方を引き付ける要素の一つなんじゃないかと。その意味で”蔦重”という太陽のようなキャラクターを通じ、その魅力を存分に感じていただけたんじゃないかな、と思っています。