最終回をお楽しみに
ドラマでは、四十五回放送の「その名は写楽」で、「写楽=複数説」をとったうえで「源内は生きてるんじゃないか」と一橋治済らに思わせる、という仕掛けを描きました。
一方で美術史としては、写楽の正体は斎藤十郎兵衛 (能役者)であるということが定説になっていることもあり、SNSなどでは「斎藤十郎兵衛はどうした?」「いやドラマはフィクションだからこれでいい」といった意見が飛び交っていました。
前提として、森下さんは史実や残された資料をとても大事にされている方。また「写楽が誰かということより、なぜ写楽というものを生み出すことになったのか」という点に注目してほしい、と常々おっしゃっていて。その到達点が、四十七回の内容でした。
そして残る仕掛けとしては、もう1つ。「今に至るまで、資料として残っている」という意味でも、「蔦重がどう亡くなったのか」という話題があります。
歴史上の著名な人物でも、最期をどう迎えたかまでは、詳細に書かれていないことが多いのですが、蔦重については、大田南畝と宿屋飯盛が墓に寄せる石碑へ詳細に書き残しているんです。
その記載も参考にしつつ、森下さんなりの解釈でどう描くのか? 最終回で蔦重がどう亡くなるか、というところも含めて、視聴者の皆さんには楽しみにしていただければ幸いです。
【NHK公式サイトより】
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた人物〈蔦重〉こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた〈痛快〉エンターテインメントドラマ!
【キャスト】
横浜流星/安田顕/小芝風花/岡山天音/寛一郎/市原隼人/片岡愛之助/高橋克実/里見浩太朗/渡辺謙
【作】
森下佳子
【放送予定】
[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分
[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分
[BSP4K]日曜 午後0時15分/ (再放送)日曜 午後6時00分